15時17分、パリ行き

       2018年製作

   監督:クリント・イーストウッド


   出演:アンソニー・サドラー
       アレク・スカラトス
       スペンサー・ストーン
これは偶然なのか、必然なのか。

ヨーロッパ旅行中の幼馴染3人組が、アムステルダム発パリ行きの列車内で無差別テロに遭遇してしまう。
若者3人が少年時代にどのように出会い、成長し、そして事件に直面した時、いかに決断するかを描いている。

3人の若者を演じるのは俳優ではなく当事者本人であり、同じ列車に乗り合わせた乗客本人も多数出演している異色作品。

犯人が単独犯であったことや、3人のうち二人が軍人で負傷者に対する応急処置などの知識があったことも幸運だったのでしょう。


イーストウッドはインタビューで、
   ヒーロー映画は多い。
    でも 実際の社会で偉業を成し遂げた人々の映画はあまり多くない。
      私は後者を撮るのが好きだ。

と述べています。

         

陽気なアンソニー、真面目なアレク、勇敢なスペンサー、まわりから浮いている問題児3人組。
     人の役に立ちたい
      主よ 私を平和の道具にしてください
       大きな目的に向かって 人生に導かれている
        善行の機会を与えられた
         神が見守ってくれていた
作品内での若者の台詞です。

新幹線内で突然ナイフで切りつけたりする事件や、通り魔事件など、日本でも同じようなことが誰にでも起こりうる時代です。
その時、自分ならどう行動できるか考えさせられます。
(たぶんビビって何もできないでしょうけど・・・)


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